企画チャレンジどんな質問でも回答しちゃいましょうのコーナーです。
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Q.
ペンネーム「しろくまちゃん」さんからのご質問
[激辛 大盛り]をご希望
—-
初心者の質問ですみません。日銀って、日本銀行券を発行している機関が、6.6兆円ものTOPIX ETFを買って、実質的筆頭株主になっているとの報道を見たんですが、
1.なんで買うの?
2.筆頭株主になってなにをしたいの?
3.相場操縦的行為にならないの?
4.輪転機的運用で、超インフレ懸念はないの?
5.買ったETFを売るときが来ると思いますが、パニック相場の遅延行為にしかならないと思いますが、どうなんでしょう。
6.国債も買っていますが、どのようにインフレ抑制をかけているの?
7.なんで、インフレ率2%を目指しているの?
8.こんなけ輪転機的に円を流通に流しているのに、なぜインフレ2%にならないの?
9.政府とは、日銀の独立性を法で決められていますが、政府のアベノミクスの緩和的な金融政策運営を、日銀総裁の決定権、経費予算の認可制を利用して、金融政策決定会合を通じて圧力をかけているように見えるんですが、独立性はどうなっているんでしょう?
—-
A.
激辛大盛りということで、一問ずつ回答していこうと思います~!
の、今回は
「7.なんで、インフレ率2%を目指しているの?」
に回答します!
前置きに関しましては以下もご確認ください。
Q&A:日銀のETF買いについて(目次)
では、、「7.なんで、インフレ率2%を目指しているの?」についてお答えします。
日銀とは
→
繰り返しになりますが、日銀は何か?については以下の法をご確認ください。
日本銀行法
日銀の建前としてのインフレ率2%について
すべての質問についてが私にとって力不足で全くお答えできない感ですが、、
今回も、、、、知らんがな(><)って領域です。
別に2%だろうが20%だろうが好きに目指していただいて良いんですけど、
世間体とか政府や首相の希望も汲みながら有識者で検討して落ち着きどころを決めるんでしょう。
日銀さんにお任せしまっせ!!!って感じ。
が、まぁ、当然、世の中は「なんで2%なの!?」って思うわけでして。。
日銀のサイトに何故か?の黒田総裁の講演の内容が公開されていましたので紹介します。
ホーム > 公表資料・広報活動 > 講演・記者会見 > 講演・挨拶等 2014年
の
下の方
2014年3月20日黒田総裁 【講演】「なぜ『2%』の物価上昇を目指すのか」(日本商工会議所)
ホーム > 公表資料・広報活動 > 講演・記者会見 > 講演・挨拶等 2014年 > 【講演】黒田総裁「なぜ『2%』の物価上昇を目指すのか」(日本商工会議所)
上記の講演はとても長いのですが、私なりの要点を抜粋してみます。
長文で大丈夫って方は上記の講演の内容をご確認ください。
3.なぜ「2%」の物価上昇を目指すのか
(1)物価の安定
日本銀行としては、「物価の安定」を消費者物価指数の前年比で数値的に定義すると「2%」であると考えています。
という前置きのあと以下3つの理由をあげ、それをブレイクダウンして説明してくれています。
第一の理由は、
消費者物価指数の特性、すなわち、消費者物価指数には、上方バイアス、つまり、指数の上昇率が高めになる傾向があるということです。
第二に、
景気が大きく悪化した場合にも金融政策の対応力を維持するために、ある程度の物価上昇率を確保しておく方が良いという、「のりしろ」と呼ばれる考え方です。
第三に、
こうした考え方は、主要国の中央銀行の間では広く共有されており、多くの中央銀行が「2%」の物価上昇率を目標とする政策運営を行っていることです。つまり、「2%」は、「グローバル・スタンダード」になっているということです。
以下では、それぞれについて敷衍してご説明したいと思います。
詳細についても抜粋していきます。
(2)物価指数による特性 —消費者物価指数の上方バイアス—
消費者物価指数には上方バイアスがありますので、消費者物価指数の前年比で「物価安定の目標」を示す場合には、ある程度プラスの値にする必要があるのです。
とのこと。
(3)金利引き下げ余地の確保 —いわゆる「のりしろ」—
「金利操作」という金融政策の最も有効で伝統的なチャネルが失われていたこともまた間違いのないところです。
という前提で、以下のようにのりしろを確保するためには「2%」の「物価安定の目標」を早め早めに達成すべきということですね。
私自身は、日本銀行の金融政策は、この15年間、景気の変動を均すことにはある程度成果をあげてきたと思います。しかしながら、ディスインフレの進行を食い止め、デフレが定着するのを防ぐという観点からは、十分ではなかったと考えています。
もし、早い段階で「2%」の「物価安定の目標」を目指していれば、物価上昇率の低下に対してもっとタイムリーで大胆な金融緩和を行い、早期にデフレから脱却できていた可能性もあると思います。デフレは、それが長引いたことにより、一層強固で克服するのが難しい問題になってしまったのです。
この15年間の困難を踏まえると、日本経済をできるだけ早期にデフレから脱却させるとともに、その後、再びデフレに陥ることは、何としても避けなければなりません。そのためには、「2%」の「物価安定の目標」を目指す金融政策運営のもとで、デフレを未然に防ぐことが肝心です。そして、そのための有効な手段である金利操作のチャネルが失われないように、2%程度の物価上昇を安定的に実現し、景気に中立的な金利もそれを反映してある程度高い水準で形成されるようにすることで、金利引き下げ余地を確保することが重要であると考えています。
(4)グローバル・スタンダード
これまで、「2%」の物価上昇を目指す理由を、物価指数の特性と金利引き下げ余地の確保という2つの観点から説明してきました。こうした考え方は、日本銀行だけが採用している特殊なものではありません。同様の考え方に基づいて、海外の中央銀行の多くが、以前から「2%」の物価上昇率を目標とする政策運営を行っています。
具体的には、英国、カナダ、ニュージーランドなどで、インフレ・ターゲットを2%としているほか、米国でも長期的な物価安定のゴールを2%としています。また、ユーロ圏では、物価安定の数値的な定義を示すというかたちをとっており、その値は、2%未満かつ2%近傍となっています(図表9)。このように、表現の仕方は様々ですが、「2%」程度の物価上昇率を目標にして金融政策運営を行うことは、グローバル・スタンダードになっています。
「2%」がグローバル・スタンダードになっているのは、そのような経験知によるものです。
ま、、要は世界主要各国も大体2%くらいを目指してるんでっせという、結果的に右向け右っ!的な世界を見習うスタンスなのかな。。
また、以下のように2%万能説みたいな、、2%の桃源郷を描いております。
日本銀行が目指している、2%の物価上昇率が安定的に持続する経済・社会においては、「賃金も物価も緩やかに上がる世界」が実現されると考えています。これは、景気が普通の状態であっても、「物価がだいたい2%くらい上がること」を前提に各経済主体が行動するような経済・社会です。こうした経済・社会では、賃金の設定方式にも、2%の物価上昇率が織り込まれた状態になると考えられます。この点について、わが国で、長年にわたって続いてきたデフレの中で失われていた、賃金のベースアップという仕組みが、最近になって復活しつつあります。このことは、2%の物価上昇率が、社会の仕組みとしてビルトインされた、新たな社会経済システムに移行していくステップとして、非常に注目すべきことであると考えています。
講演の締めは以下のように述べています。
「量的・質的金融緩和」は、所期の効果を着実に発揮しており、日本経済は2%の「物価安定の目標」の実現に向けた道筋を順調に辿っています。今後も、日本銀行は、2%の目標実現を目指し、これを安定的に持続するために必要な時点まで、「量的・質的金融緩和」を継続します。その際には、従来より、経済・物価情勢について上下双方向のリスク要因をしっかりと点検し、必要な調整を行うこととしていますが、先行き何らかのリスク要因によって見通しに変化が生じ、2%の「物価安定の目標」を実現するために必要であれば、躊躇なく調整を行う方針です。こうした金融政策運営によって、デフレからの脱却をできるだけ早期に実現したいと考えています。
本日はご清聴ありがとうございました。
2%の達成のためには「躊躇なく調整を行う方針」ってことですね。
期待しましょう。
建前は↑として実際はどうなの?
→
私では力不足でなんともわかりかねますので、、
ちと、ほかの方のブログをご紹介いたします。
日銀はなぜ2%のインフレを目標とするのか?理由は円高トレンド是正と財政再建@ファイナンシャルスター
2%のインフレは様々な効果をもたらすと思いますが、その中でも日銀が本当に重要視しているのは次の2つです。
①円高トレンドのストップ
②財政再建
円高が是背されれば企業業績は改善し、株価の上昇や個人消費の拡大につながります。
財政に関しては国の債務残高がGDPの約2.5倍と断トツで世界ワースト1であり、早急な改善が必要です。
この2点について詳しく解説します。
ずばっと上記のように始まりその後詳しく書いてあります。
わかりやすく書いてありますので是非読んでください。
結論としては、、私と同じ。
「頑張れ!日銀!!!」
ん~~~他力本願(;^_^A
まぁ、個人ではどうしようもないですものね。日銀の無尽蔵なキャッシュパワーに今後も期待です。
と、、今回もゆる~くてきと~な感じで申し訳ないです(;^_^A
m(_ _)m
「7.なんで、インフレ率2%を目指しているの?」については以上となります。
m(_ _)m